伊達 政宗(だて まさむね)        
 今朝の御入来をお待ちしている。食事を差し上げるので連絡次第お出で願ねがいたい。
宛名の宗是老は秀吉の祐筆を勤めた和久宗是。
伊達冶家記緑により慶長19年1月仙台城に招いた際の文書と分かる。                    
大和表具 草の行     
本紙   31X47.5          
全体 105.5X48.5 
 早い段階で民間に出て掛軸に仕上げられた
のか本紙表面は少々荒れ気味。低い床に掛け
るためか、本来の大和表具ではなく、短めに作
られていた。裂地はすでに強度がなくなって、数
カ所継いでいたが、風合いを生かすため、中廻
に、古色を施した銀襴を使い、大和表具の草の
行に仕上げ直した。
伊達政宗筆 宗是宛書状     
永禄10年〜寛永13年(1567〜1636)   
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2001装@の美 出品
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